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くるりのベーシストであり、〈NOISE McCARTNEY RECORDS〉の主宰者でもある佐藤征史。「あまりインターネットで音楽を買うということをしないので……」と語るものの、ナップスターを使ってみて、自分が手がけるレーベルのコンセプトとの共通点を見出したのだとか。さて、その共通点とはどういうことなのだろう?
「ナップスターをいじってみて最初に思ったのが、〈友達んちのCD棚を見てるような感覚〉だな~と。ホント、僕らがNOISE McCARTNEY RECORDS [※1
]でやってるようなことが、ネット上で行われているみたいな感じですね。
僕が昔〈心斎橋のタワーレコード(既に閉店)のこの試聴機にはイイCDが入ってる〉みたいな、行けば必ず好きなCDと出会える試聴機があって、そういう〈僕の試聴機コーナー〉的なものを作りたいと思ったのが〈NOISE〉を始めたきっかけだったんですよ。そういう点でナップスターとは共通点がありますよね。それこそナップスターは規模が大きくなった試聴機、みたいな。
やっぱり〈聴き放題〉 [※2
]というのは、音楽リスナーとしても、音楽を生み出す立場にしても、ありがたいものです。音楽は結局〈聴かせてなんぼ〉ですから。僕らは芸能人じゃないから(笑)、顔がなんぼ表に出たとしても、それはあんまり意味のないことで、やっぱり僕らが作った音楽がどれだけ多くの人に伝わっていくのか、ということが大事になってくるんです。それを考えると、曲を聴いてもらえる機会が増えるという意味で〈聴き放題〉 [※2
]というのはリスナーも作り手もプラスになることだと思います。
今の学生さんとか若い人たちは、CDを買ったりするのもネットであったりするわけですよね? 僕はあんまりネットで買い物する、っていうことがなくて、本当にほしいものは早朝でも店に買いに行く派なんです。今となっては古いタイプの人間ですよね(笑)。音楽もそれと同じで、CD屋さんの試聴機で聴いて初めて〈あ、出会った。〉みたいな感じが僕個人として価値があったりするんですが、今だと、例えば自分のポータブル・プレイヤーに新しいプレイリスト [※3
]を作ったり、新しいアーティストの曲を入れるということに価値を見出す人たちが生まれているんですよね。それはまた新しい形ができたんだなと思います。そういう新たな価値観、音楽を楽しむスタイルのために、ナップスターはあるんじゃないでしょうか」
- ※1
NOISE McCARTNEY RECORDS - 日本はおろか、全世界から良質のアーティストを発掘・紹介している、くるりが主宰するレコード・レーベル。彼らの故郷である京都を拠点にしているアーティストや全国に散らばる金の卵たちのほか、海外アーティスト(元ジェリーフィッシュのジェイソン・フォークナーといった大物も!)も含め、精力的なリリースを続けている。
- ※2
〈聴き放題〉 - 「聴き放題」とは、月額料金を払えば24時間いつでも好きなだけ音楽を楽しめるサービスのこと。ナップスターでは、「定額聴き放題(サブスクリプション)」サービスと呼んでいます。たとえば、ちょっと気になるアーティストの曲を聴こうと思ったら、いままではCDを買うか、レンタルCDショップルサービスで借りるしかありませんでした。しかし、いきなりCDを買うのはちょっと勇気がいるし、レンタルCDショップサービスは期限内に返却しなければなりません。でもこれからは、ナップスターで検索するだけでOK。自分のパソコンからネットにつなげば、そこに3,000,000曲もの在庫があるレンタル・ショップが現れます。
- ※3
プレイリスト - ナップスターでは、ほぼ全曲配信中のくるりの楽曲をテーマごとにセレクトしたプレイリストや、佐藤氏セレクトによる〈NOISE McCARTNEY RECORDS〉楽曲のプレイリスト、また彼がお気に入りの女性アーティストを集めたプレイリストなど各種取り揃えております。
佐藤征史プロフィール

くるりのベーシストであり、〈NOISE McCARTNEY RECORDS〉社長として最高の音楽発掘にも積極的。2007年には故郷の京都でくるり主催の〈京都音楽博覧会 IN梅小路公園〉を開催、また個人としては出身地である京都府亀岡市の観光大使にも就任するなど、全国区の活躍を見せていてもなお、〈地元密着型〉のアーティストと言える。
最新作『ワルツを踊れ Tanz Walzer』はもちろん、ナップスターで絶賛配信中。



